動物が生きていくうえで最も基本となる動作。それは歩くことだと思います。当院では歩く姿が重要と考えており、基本的にどの疾患でも歩く姿を診させて頂いております。たとえ同じ病名でもその子の歩き方や表情で治療方針を決定することがあります。
(小動物はケージの中にいる状態を確認しています。重症患者様、保定困難な場合など例外もあります。予めご了承ください)
座るタイミングやその姿勢
その時の息づかいや表情
飼い主様への反応
そして
立ち上がる時の一連の動作や、歩き方のバランス、
関節痛はもちろん、内臓痛がないかどうか
痒みがないかどうか、だるさがないかどうかなど 診断の判断材料といたします
当院では診察台の横に歩行可能なスペースを設けております。少しでも診察中のストレスが軽減されることを期待しております。
同時に、問診・視診・聴診・触診などを行い、治療方針を決定するためにどのような検査が必要かを判断し提案させて頂きます。
当院で実施している検査です
血液検査
血液の濃さ、炎症の有無、栄養状態、内臓の働きを把握するための検査です。
アレルギー検査、ホルモン検査など外注検査で行う検査もあります。
レントゲン検査
内臓や骨などの形や位置関係、全体の様子を把握するための検査です
この台でレントゲン撮影いたします。
当院ではデジタルレントゲンを使用しています。
レントゲン撮影後、コンピューターで画像処理します。
1枚1分ほどで画像ができあがるため、検査の効率化に最適です
エコー検査
レントゲン検査では把握できない、臓器の内部構造などを検査します
また臓器の動きも検査します(心臓や腸管の内腔の状態など)
便・尿検査
便検査は、寄生虫や腸炎の有無、炭水化物や脂肪の消化状態、腸内細菌の状態をチェックします
尿検査は、膀胱炎・脱水や結晶の有無、肝臓や腎臓などの状態をチェックします
顕微鏡
血液検査、尿検査、便検査、細胞検査などで使用します
数値だけではなく、実際私たちの目で見た結果も合わせて病気の原因を追究していきます
以上の事を総合的に判断し治療方針(治療の目的と治療方法)を決定いたします。もしも分からない事や別途ご要望がありましたらご気軽にお尋ねしてくださいね。