日中は暑い日が続きますね。すこし間が空き、1週間ぶりの更新となりました。
その間、院長の本村はついに軍師官兵衛の物語である「播磨灘物語」を読破しました。
今後の大河ドラマの展開が予想できて、楽しみです。
さて、播磨灘物語の第3巻の中で「別当の潮」伝説が紹介されていました。
概略:
淡路島の岩屋の岩観音寺別当坊さんの犬は毎日板きれをくわえてきては波に乗せ、流れていく方角を見ていました。
「潮は大阪の堺の方へ流れていくみたいだね。流れの速い時板にのってみよう。きっと堺に行けるにちがいないね。」
みんなの見ている前でその犬は、板に乗って沖へ乗りだしていきました。
それから数日後、岩屋の綱吉さんという人が商売のことで堺へ行き町を歩いていると、尾をふって近づいてくる犬がいました。
「別当坊さんの犬だ」
綱吉さんは犬を連れて岩屋へ帰りました。岩屋の人々はびっくりしました。
犬に教えられて岩屋の人々は船を出し、ただ流れにまかせてためしてみました。そうすると、楽に堺に着くことができました。
このことから、岩屋から堺まで開かれた潮路を“別当の潮”とよんでいます。
この潮の流れを観察できるかな? ふと院長は思いました。